ちょっと珍しい体験をした。2月8日の衆議院選挙の翌日、とある理由でわが国の「金融マフィア」が集う会合に出席したのである。
高市首相はサッチャー首相か、パク・クネ大統領か
誰もが「昨日の選挙結果はすごかったよね」と口にしていたけれども、こちらから「消費税は本当に下げられるんでしょうか?」と水を向けると誰もが口ごもる。財政のプロや税制のプロ、そして日本を代表するエコノミストが大勢居たのだが。
不思議なくらい、その中には「自分は高市早苗首相を知っている」という人がいなかった。おそらく高市首相のほうでも、そんな財政と金融政策の「ベテラン勢」に用はないはず。
そもそも「行きすぎた緊縮志向の財政が『失われた30年』を招いた」というのが持論の人である。アクセスできる経済スタッフは、ごくひと握りのリフレ派の人たちだけ。よく言えば英国のマーガレット・サッチャー首相のように、悪く言えば韓国のパク・クネ大統領のように「孤高のひと」なのである。
通常国会冒頭の解散ということについては、前回の「選挙の裏で進行『対米投資80兆円第1号案件』とは」(1月31日配信)でもいろいろと申し上げた。36年ぶりの雪の中の選挙ということで、北国の方々のご苦労も多かったと思う。とはいうものの、このタイミングの決断だったからこその勝利であろう。
2024年秋の石破茂前首相などは、自民党の総裁選挙に勝った時点で、あらかじめ解散から総選挙の日取りまで周囲に決められていた。それでもお神輿に乗って戦ってみた結果が、与党過半数割れの大敗であった。


















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