「投資は怖い」と思う日本人が守るべき投資3原則 お金の価値が目減りしていく今だからこそ

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『国富論』を著したアダム・スミスは、長期的に見ると、モノの価格はその価値におのずと収斂していくとし、市場経済におけるこの自動調節機能を「神の見えざる手」と呼んでいます。

このメカニズムは、株価においても同様に機能しているのです。

貯めてからではなく「貯めながら投資」をしよう

投資の世界では「卵をひとつのかごに盛るな」という格言があります。

たくさんの卵をひとつのかごに盛って、もしかごを落としたら、卵はぜんぶ割れてしまいます。だから、いくつかのかごに分けるべしと、分散投資の大切さを説いたものです。

この分散投資のメリットを手軽に得られるのが、投資信託です。

投資信託は、個人から集めたお金をプロのファンドマネジャーが代わりに株式や債券などに投資し、それぞれの個人にその運用益が還元されるというものです。運用するのはプロなので、特別な勉強や情報収集は必要ありません。

個人が株式投資でいくつかの銘柄に分散投資しようとすると、資金的に大変です。日本の株の売買単位は100株ですので、株価1000円の株だと最低でも10万円が必要。分散投資をしようとすると、さらに資金を要します。

でも、投資信託であれば、会社員の小遣い程度か、それ以下のお金で分散投資をすることが可能です。

よく「まとまったお金ができたら投資に回したい」という人がいますが、これは賛成できません。まとまったお金ができるのを待っていたらいつになるかわからないからです。

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