企業経営者には強いサイコパス気質がある

オックスフォード大科学者の調査結果

ケヴィン・ダットン博士。オックスフォード大学実験心理学部教授を務める心理学者。『サイコパス 秘められた能力』(NHK出版)などの著書がある。ツイッターアウカウント:@prokevindutton

楽観性や刺激を好む度合いを計測する心理テストがあるように、「サイコパス度合い」を計測する心理テストもあります。

そうしたテストのひとつを考案したロバート・ヘア博士は、2010年に全米の200人以上の企業経営者と、いわゆる一般人とでサイコパス度を比較しました。

結果、経営陣のほうが明らかにサイコパス度が高かったのです。

さらに驚くべき研究もあります。

2005年、ベリンダ・ボードとカタリナ・フリッツォンの調査では、企業のCEOと、殺人犯などの凶悪犯が入っているイギリスのブロードムーア病院の収容者を対象に心理テストを行いました。するとなんと、凶悪犯たちよりもCEOのほうがサイコパス度が高かったのです!

サイコパス度の高い人がついている職業

企業での成功とある種のサイコパス的な能力に関係があるとしたら。ダットン博士は、自身でも広く調査を行い、サイコパス度の高い人たちがどのような職業に多いかを調べました。

その結果は以下のようになりました。

1位 企業のCEO
2位 弁護士
3位 テレビ・ラジオ報道関係
4位 セールス
5位 外科医

 

やはり、ある種の職業にはサイコパス的能力が役立っているのかもしれません。

ちなみに、サイコパス度が低い職業ベスト3は介護士、看護師、療法士でした。

ここまで「サイコパス度」と何度も言ってきました。それでは、これら「ふつう」の成功者が備えているサイコパス度の高い性質とは、具体的にはどんな能力なのでしょうか?

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