株価暴落「不動産絶好の買い場」やって来るのか? 「住宅購入で損する人」いつも知らない視点3つ

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人口が半減する時代には、職住近接が主流となり、職住分離はナンセンスだ。

郊外のベッドタウンは消えていく。

そこに仕事がない限り、若者は仕事を求めて移動していく。

残されるのは、ベッドに横たわる老人だけかもしれない。

空き家の多い地域は、そこが高級住宅地といわれたところで買わないほうがよい。

過去のブランド効果で、まだ十分に値段が下がっていない場合がほとんどだからだ。

地方・郊外はどうなる?

3つ目の視点は「地方・郊外の衰退」だ。

これから亡くなっていく80代、90代の高齢者は、高度成長時代にフルに享受したため、金融資産をたくさん持っている(失敗したのは住宅投資ぐらいだ)。

したがって、地方や郊外の高齢世帯が抱える現金は、いずれ子どものいる都市部に向かう。

少なくとも、都市部の金融機関に預け替えられる。

定年後、実家が空き家になりそうなので、Uターンを検討する60代も多い。

しかし人口が減り、スカスカになった故郷で暮らせば、年をとるほど困難に直面するだろう。

「これからは地方の時代です」というウソほど、残酷なものはない。

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