真面目な人ほど職場で「闇堕ちしてしまう」真因 「倫理感の欠如で不正が起きる」への違和感

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真面目な社員が、言われたことに真面目に対応した結果、悪事に手を染め、ダークサイドへ堕ちてしまうという皮肉。

これは、もちろん結果的にあり得ない所業ではありましたが、彼ら・彼女らだって何とか正当にやりとげたいのだが、逆立ちしても自力ではどうにもならないような「目標」と対峙してきたことがうかがえます。頼みの綱であるはずの上司も、どうしていいか答えがないので、「部下の自走」などをおそらくは大義名分にしながら、「自分で考えろ」と言い放つ。

真面目な人が「闇堕ち」する経緯

そのようにして結果的に、部下も上司も組織まるごと袋小路に追いやられた事例なのですから。これぞまさに「職場で傷つく」ことを経験していたのだと、言って差し支えないと思うのです。

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「職場で傷つく」ということをなかったことにして、それも、「生産性」だの「積極性」だのという形のない「能力評価」の問題にさせられること。これが、真面目にちゃんとやる社員が、いかにして、思考停止に陥り、無能化されていくのか。「闇落ち」してしまうのか。

このような問いを埋もれさせる真因だと私は考えています。

勅使川原 真衣 組織開発コンサルタント

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てしがわらまい / Mai Teshigawara

1982年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017 年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』

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