25歳AIコンサルタントが家賃40万の部屋に住む訳 自分なりの快適を重視、ミニマリストの暮らし

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棚の家電
棚の家電は全てBALMUDA。同社は2021年に携帯端末事業に参入し早期に同事業を終了したが、臼井さん曰く「チャレンジ精神をリスペクトしている日本企業です」とのこと(写真:ヒダキトモコ撮影)
花瓶
引っ越してから好きな花屋を見つけて通うように。「週に1度、花瓶ごと持って行って入れ替えてもらっています」(写真:ヒダキトモコ撮影)

前の部屋では家具も家電も最低限に抑えたミニマルな暮らしをしていた臼井さん。現在の住まいには冷蔵庫もあり、スタイリッシュな家電も取り揃えられている。

「引っ越しをするときは『友だちを呼べる部屋』にしようというモチベーションもあって、それまでは使わなかった家電を購入しました。ブランド重視で選び、全てバルミューダ(BALMUDA)のもの。実はまだコーヒーメーカーしか使ったことがありませんが、気に入っています」

ひとりで世界と対峙する醍醐味を味わいたい

臼井さんは、友人と一緒にいることの幸せに気づいた。では、彼がひとりで暮らす意義は、どのようなところにあるのだろうか。

「“発信”って、ひとりのときにしかできないと思うんですよね。僕の好きな作家、近藤 康太郎さんの著作、『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』のなかに、“文章を書く人は、世の中に不満を抱えてるからこそ書く”といった内容の一節があって、とても共感しました。

僕はひとりでいるときに、創作意欲が湧きます。他人と一緒だと楽しくて、その世界で完結してしまうんですよね。もちろん楽しいのはとても良いことです。でも僕はひとりの時間に自分と向き合って、そこでつかんだ自分の考えを、起業家として世界に問うていきたいんです」

人は誰しも世界と対峙しているといえるが、その状態をよりダイレクトに感じ、自分自身のなかで醸成するために、臼井さんはひとりの時間を必要としている。

「今後ずっとひとりでいるとは限りません。でも、今はその時間を大切にしたいと思っています」

コーヒーを入れる臼井さん
「どんなことにも全力で向き合っていきたい。仕事も、大事な人との関係も」と臼井さん(写真:ヒダキトモコ撮影)
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【写真】都心の高級賃貸に暮らすミニマリストの部屋の様子は?(10枚)
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蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰

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はちや ともこ / Tomoko Hachiya

東京都出身。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。語学教材の専門出版社を経て2014年よりフリーランスのライター・編集者として活動。住宅・教育分野の執筆多数。

https://linktr.ee/asuamu

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