週刊誌記者が実践「圧倒的に距離が縮まる」会話術 相手が「心を開く」話し方のセオリーを紹介

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インタビュー
ストレートに喜んでもらえるワザは、「あなたに会えて嬉しい!」「話を聞けて嬉しい!」という気持ちを全力で表現することです(写真はイメージです:zon/PIXTA)
渋谷のど真ん中で売り上げを競う109店員と、張り込みや突撃取材で特ダネを狙う記者。その両方の経験を持つ山田千穂さんは、仕事を通じて「効果的な聞き方」を学んだそうです。
山田さんの新著『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』から抜粋し、3回にわたって「聞き方のコツ」を紹介します。
前回記事はこちら:『前職「109店員」現職「週刊誌記者」の本音の引き出し方

相手が話したいことから聞く・伝えるとうまくいく

取材で会う人のことは、可能な限り調べて下準備をします。そのとき必ず意識しているのは、相手にとって何がメリットかを知ることです。

たとえばタレントや俳優は、近く公開される番組、ドラマ、舞台などの出演作があれば、1人でも多くの人に宣伝したいはずなので、最初に聞くようにします。

「雑誌の記者が出演作の話を聞いてくれるということは、もしかすると記事に書いてくれて宣伝になるかも」と思って、話をしやすくなるからです。

経営者はもちろん、一般の方に会うときも、その人が今何をしていて、どういうことをアピールしたいのか、ホームページやSNSを必ずチェックします。そして、相手が自分から話したくなることを考えて、最初に聞くようにしています。

最近、美容医療の取材をすることが多いのですが、ある美容クリニックに伺ったときも、事前に調べておいた最新の美容機器について質問しました。

するとクリニックの院長が、「日本ではまだ発売されていないんだけどね」と裏情報を教えてくれたので、前のめりでお話を聞いたことは言うまでもありません。

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