週刊誌記者が実践「圧倒的に距離が縮まる」会話術 相手が「心を開く」話し方のセオリーを紹介
相手が話したいことから聞く・伝えるとうまくいく
取材で会う人のことは、可能な限り調べて下準備をします。そのとき必ず意識しているのは、相手にとって何がメリットかを知ることです。
たとえばタレントや俳優は、近く公開される番組、ドラマ、舞台などの出演作があれば、1人でも多くの人に宣伝したいはずなので、最初に聞くようにします。
「雑誌の記者が出演作の話を聞いてくれるということは、もしかすると記事に書いてくれて宣伝になるかも」と思って、話をしやすくなるからです。
経営者はもちろん、一般の方に会うときも、その人が今何をしていて、どういうことをアピールしたいのか、ホームページやSNSを必ずチェックします。そして、相手が自分から話したくなることを考えて、最初に聞くようにしています。
最近、美容医療の取材をすることが多いのですが、ある美容クリニックに伺ったときも、事前に調べておいた最新の美容機器について質問しました。
するとクリニックの院長が、「日本ではまだ発売されていないんだけどね」と裏情報を教えてくれたので、前のめりでお話を聞いたことは言うまでもありません。
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