週刊誌記者が実践「圧倒的に距離が縮まる」会話術 相手が「心を開く」話し方のセオリーを紹介

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お客さまにモノやサービスを買ってもらう仕事をしたことがある人はわかると思いますが、優柔不断でなかなか決められない方は多いです。

あえて「泳がせてみる」ことも

そういうとき、「今買わないと損ですよ!」「残りあと1個で売りきれます!」と強引に買わせると、悪い印象を与えてお客さまが離れてしまいます。

『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

私も、時間をかけて接客したお客さまから、

「この服すごく気に入ったけど、他のお店も見てから決めていいですか?」

と言われたことは数え切れないほどありました。でも、そんなときこそ、ガッカリした様子は1ミリも見せず、

「そうですよね! 見比べたいですよね。お気持ちわかるので、他もぜひゆっくりご覧になってください。うちの服が気になったらまたお越しくださいね!」

と笑顔で返事して、100%良い雰囲気を残してリリースしていました。

結果的に、またお店に戻ってきてくれるお客さまのほうが多かったです。なかには「やっぱり買おう」とその場で気持ちが変わるお客さまもいました。

駆け引きというほどのことでもありませんが、押されると引きたくなり、引かれると押したくなるのが、人の気持ちなのだと思います。

一見、遠回りに感じるかもしれませんが、まずは相手がメリットを感じることを優先することで、自分にとってもいい流れが生まれるはずです。

(構成/樺山美夏)

山田 千穂 週刊誌記者

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やまだ ちほ / Chiho Yamada

記者。埼玉県川口市出身。1988年生まれ。『週刊ポスト』『女性セブン』で記者を約10年経験。芸能、事件、健康等の記事を担当。取材で、聞く力、洞察力、コミュ力を磨く。3000人以上に取材。直撃取材、潜入取材を得意とする。 大学在学中は渋谷109で販売員としてアルバイトをし、お正月セール時には1日最高500万円を売り上げる。

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