週刊誌記者が実践「圧倒的に距離が縮まる」会話術 相手が「心を開く」話し方のセオリーを紹介

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何が「元気になる」か、喜びを感じるかは人それぞれ違いますし、経営者でも静かで寡黙な方もいるでしょう。ですので、相手の方のテンションに合わせるようにしていくのがいいと思います。ただ、程度の強弱はあれど、「明るく話す」「笑顔を向ける」「相手に会えた感謝の気持ち」はどんな方にも共通して伝わり、温かい気持ちになるものだと思います。

それだけで、わざわざ時間を割いてもらった恩返しになりますし、それが相手にとってのメリットだと思うのです。

お願いよりずっと効く「誘導話法」

何か果たしたい目的があり、自分1人の力だけでは達成できないことがわかっているとします。

こういう場合、あなたならどうするでしょうか?

あきらめるのは簡単ですが、どうしてもあきらめられないときは、人に協力してもらうしかありません。

でも、ただお願いするだけだとイエスかノーの2択になり、50%の確率で断られます。そういうときこそ、相手がメリットを感じるかたちにもっていきつつ目的を果たす「誘導話法」の出番です。

以前、私が記者をしている女性誌が主催する「国民的推しMENコンテスト」で、若手の男性タレントに参加してもらうため、マネージメント事務所に何カ所か電話をかけて依頼したことがあります。

依頼とはいえ、「こんなコンテストがあるので、所属されている俳優さんに出てもらえませんか?」とお願いするだけではメリットを感じてもらえません。

そこでまず、今回のコンテストの様子が数十万部発行の女性誌のグラビアページに掲載されることを伝えました。そのうえで、

「これだけの人に見てもらえるとファンも増えて、SNSのフォロワー数も増えるんじゃないでしょうか?」

「たとえば、そちらに所属されているEさん、最近、舞台をがんばっていらっしゃって私も注目しているんですけど、いかがでしょうか?」

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