「ネット上に残せば同じ趣味の人に届くかも」と考え、2008年からマンガ飯をブログにアップ。梅本さんのマンガ飯は反響を呼び、2012年には著書『マンガ食堂』を出版。2017年には「マツコの知らない世界」に2度も出演した。
「マンガ飯は、漫画で見ていた白黒の料理が、色のある現実世界で再現されるところにおもしろさがあると思います。だから、作る側にも見る側にも感動を与えてくれるのかもしれません」
下ごしらえや調理に数日かかることもある
梅本さんのマンガ飯再現は、気になるマンガ飯を専用ノートにメモすることから始まる。
「ときどき見返して、『いまならこれを作れるかも』『この時期を逃したら作るのは1年先』などと考えていきます」
作るマンガ飯を決めたら、絵や前後の話から推測したり、ネットや本で調べたりしてレシピを考える。料理漫画のように作品中に詳細なレシピがあっても、単行本を汚したくないのと、レシピを頭に入れる意味もあり、必ずノートに書き写す。
下調べが終わったら、いよいよ調理だ。梅本さんにとってマンガ飯は「普段の自炊を楽しくするためのもの」だという。そのため1時間もあれば完成する料理が大半だが、料理によっては材料を干す、数日煮込むなどの工程があり、完成まで数日かかることもある。
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