再開発で街中から消えゆく商店街
昭和の香りが漂う、全国各地にある商店街。アーケードをくぐり、レトロな看板を見上げると、一瞬でタイムスリップしたような気分になる。
商店街といっても、形はさまざま。まるでトンネルのような商店街や、お寺へと続く戦後の闇市がルーツの商店街、無造作に駄菓子が吊り下げられている商店街など。その魅力は一言では言い表せない。
そんな商店街も、有名な「立石仲見世」(東京都葛飾区)のように、再開発によって、街中から姿を消しつつある。
各地のユニークな商店街、そして消えゆく商店街をカメラに収めながら、写真と文章で記録し続ける人がいる。
大手小売りのシステムエンジニアとして働くかたわら、昭和の商店街を訪ね歩いている山本有さんだ。いままで巡った商店街は28都道府県630カ所にも上る。
仕事の休日を使って、商店街を訪ね歩く山本さん。なぜそんなにも商店街に魅了されたのだろうか。見せてもらった写真の数々を見ると、実際に訪れたくなるような、懐かしい光景が広がっていた。


















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