仕事がデキる人か一発でわかってしまう「相槌」 安易なリアクションは会話を止めてしまう

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背景にあるのは、自分の意見をはっきり表明せず、無難にやり過ごそうというリスク回避の意識か。あるいは、単に色々な言葉を使い分けるのが面倒で、とにかく大げさに反応すれば、褒めているのだから相手も悪い気はしない、と踏んでいるのか。

似た言葉に、「やばいですね」あるいは「なるほど」がありますが、「なるほど」を連呼すると、何でそんなに上から目線なんだろう、と誤解される恐れがあるので注意が必要です。

まずは条件反射を感想レベルに引き上げる

最初は〝条件反射〟を〝感想〟のレベルまでブラッシュアップしておきたいですね。まずは、きちんとした感想を投げ返すことから始めてみて下さい。それができて初めて、会話が続いていくことになります。難しいことはありません。「すごいですね」と言う時に、なぜそう思うかを自分なりに付け加えてみるのです。

先ほど挙げた例で言えば、

「この商品、発売早々とても評判がいいんですよ」
  ⇩
 「すごいですね、若い人に人気が高いそうで、新しい市場の開拓ですね」

「デザインに苦心したんですが、どうご覧になりますか?」
  ⇩
「すごいですね、この部分の色と形に、これまでに無い特徴がありますよね」

こうなれば、相手としても「そうなんです、その点につきましては……」という具合に、やり取りが続いていくでしょう。皆さんも周りで「すごいですね」と表現する人がいたら、すかさず「どこが、どんな風にすごいんですか?」と問いかけてあげると、当人にとっての気づきにつながると思います。

その上で、さらに一歩進めて「自分だけの表現」を、少しずつ工夫してみるのもお勧めです。

古い話で恐縮ですが、例を挙げてみます。それは、私がTBSで「ニュース23」を 担当していた頃の話です。夫のたとえ話となり恐縮ですが、身内で気軽に例として使いやすいためと、ご理解、ご容赦下さい(笑)。

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