仕事がデキる人か一発でわかってしまう「相槌」 安易なリアクションは会話を止めてしまう

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会話の中でつい「条件反射的」な相槌をしていませんか?(写真:PIXTA)
ビジネスの場面で、相手が言ったことに対してつい、「すごいですね」「なるほど」のひと言でリアクションしてしまうことってありませんか? しかし「すごい」だけでは会話は広がらず、場も盛り上がりません。対話をストップさせずに次につなげるためのリアクションの極意を、元TBSアナウンサーで、現在はフリーキャスターとして活躍する木場弘子氏が解説。著書『次につながる対話力 「伝える」のプロがフリーランスで30年間やってきたこと』の一部を抜粋して紹介します。

対話を止める残念なリアクション

Q:最近、何事につけても「すごい」のひと言で反応する人が増えている、という話を聞いたことがあります。これについて、木場さんはどのようにお考えになりますか?

テンポのいい相槌で、ツボを押さえた言葉を投げ返せるようになると、相手との言葉のキャッチボールにもぐんと弾みがついてきます。

一方、お互いの投げる言葉の選び方がまずく、相槌が上手く嚙み合わないと、話自体がストップしたり、つまずいたりで、なかなか思うようにいきません。このように話の流れをストップさせる言葉の中で最も多く耳にするのが、お尋ねの 「すごい」ではないでしょうか。

ビジネスの対話でも、プライベートのおしゃべりでも、何かにつけて「すごーい」をよく耳にします。

たとえば、仕事の場でーー

「この商品、発売早々とても評判がいいんですよ」
 「すごいですね」
 「デザインに苦心したんですが、どうご覧になりますか?」
 「すごいですね」

という具合に、この言葉が出た途端、不思議に対話はそこから先へ進まなくなってしまいます。 理由は簡単、「すごいですね」というのは単なる〝条件反射〟のようなものに過ぎず、相手にすれば「どこがどう?」と聞きたくなって消化不良になるからです。

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