「年500本パフェ食べる」北欧から来た彼女の情熱 フィンランド大使館商務部のラウラさんに聞く

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優雅なグラスに盛りつけられたパフェには、洋菓子のおもむきがある。しかし、ラウラさんは「パフェほど日本らしいものはない」と感じている。

「パフェには食材が層構造で入っているから、上の食材と下の食材が混ざり合う味が楽しめます。定食のおかずとお味噌汁とご飯を口の中で混ぜながら味わう、日本の“口内調味”の文化と同じです」

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旬の食材で季節感を表現するところ、作り手の高いクラフトマンシップも日本らしい、とラウラさん。そしてもう1つ、パフェに欠かせない日本らしさがある。“はかなさ”だ。

「日本人は一瞬で散る桜を愛でる文化をもっていますし、季節限定が大好き。パフェはすぐに食べないとアイスやクリームが溶けてしまいます。はかないからこそ、日本人はパフェが好きなんだと思います」

パフェの全国制覇を目指す

仕事に邁進しながら趣味も楽しむラウラさんの目標は、日本語と英語でパフェについての発信を続けることと47都道府県でパフェを食べることだ。残るは秋田、島根、鳥取、沖縄。パフェの本を執筆したいという構想も温めている。

「パフェを通して味わえる喜びをみんなに広げたいですね。外国人の目から見た日本のパフェ文化、パフェの日本らしさ、海外で日本のパフェがどう受け止められているかについても研究していきたいと思っています」

【写真17枚】1年で500本食べ歩くラウラさんが味わった、見た目も美しいパフェの数々。記事に載せきれなかったラウラさんイチ押しのパフェも
パフェ ラウラ フィンランド
Yayoi Tokyoのパフェ(写真:ラウラさん提供)
横山 瑠美 ライター・ブックライター

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よこやま るみ / Rumi Yokoyama

鹿児島県在住。印刷会社を経て、2017年にブックライターとして独立。ウェブメディアや雑誌ではビジネス、事業承継、地域、医療・健康、SDGsなどのテーマで執筆。

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