●インターンシップは強化の方向
2012年卒採用までインターンシップは何でもありの状態にあり、単なる企業セミナーまで「1Dayインターンシップ」と冠されるケースがあった。以下に紹介するインターンシップは大学に問うているので、企業が言う「インターンシップ」とは性格を異にしている。
学生にとってインターンシップが単位として認定されるかどうかは大きな関心事のはずだ。アンケートによれば、69%の大学が単位認定している。2011年4月からキャリアガイダンスが大学に義務づけられたから、この比率は上がっていくものと予測できる。
ただ学生のインターンシップ参加率を見ると、とても低い。大学の規模にかかわらず、約4割の大学では「0~10%」の学生しか参加していない。いや参加できていないというべきだろうか。「インターンシップ」という言葉は先行しているが、それはあくまでも就職活動(企業から見れば採用活動)の一環としてのものであり、大学のキャリア教育としては就業型の本来のインターンシップはまだまだ定着していない現状が見える。採用と関係しないインターンシップを受け入れてくれる企業の開拓に苦労しているのである。
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