前回より、HRプロと東洋経済HRオンラインが共同で実施した全国の4年制大学のキャリアセンター/就職部担当者を対象にしたアンケート調査を基に、大学における学生の就職支援状況を探っている。今回は、インターンシップの現状、今後の企業との連携内容などについて見てみたい。
●求人票でも規模の格差
企業と大学の関係を測る重要な指標が求人票である。求人票は大学の就職力を示している。下記のグラフを見れば一目瞭然だが、大学の規模によって大きな差がある。
「5001人以上」の大学の90%は1000社以上から求人票が届いており、数千社という大学がほとんどだ。ところが「1~1000人」の大学では、1000社以下が60%強であり、数十社、数百社という大学も珍しくない。もっとも30%の小規模大学は1000社以上の求人票を得ているから、小規模校の中でも大学ごとの差異は大きそうだ。
また求人票の増減を見ても、大規模校は「増えている」の比率が小規模校より高く、小規模校の多くは「減っている」と回答している。ここにも規模の格差がある。
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