ワンオペ育児・家事解消に「チーム家事」の考え方 シュフ型、担当型など4つのスタイルに分類
チーム家事が家族の人生をより自由にする
「チーム家事」とは、家事育児がワンオペではなく、チーム化された状態を指します。つまり家事育児をひとりに頼り切らない状態をつくることです。
チーム家事がもたらしてくれる最大の恩恵は夫婦で力を合わせてつくる、自分らしく豊かな日々です。
朝目覚めたらゆっくりと朝日を浴びて、温かいお茶を飲む……なんてのは夢のまた夢。覚醒とともにキッチンで朝食をつくり、洗濯機を回し、子どもたちを起こし、ご飯を食べさせ、叱咤激励しながら朝の支度を促し、家を出る頃にはすでにひと仕事終えたような疲労感。
この家庭内戦争は帰宅後も待っています。夕飯をつくり、子どもに食べさせ、片付けをし、お風呂に入れて……。1日の中で、わずか30分でいい、自分らしく好きに過ごせる時間がほしい。そんな悲鳴は、今や世界中にあふれかえっています。
この戦場にいるような日々の慌ただしさは、ワーキングマザーだけの問題でしょうか。
たしかに仕事と家庭の両立という最前線に立ち、毎日家庭を回しているのはワーキングマザーが多いでしょう。でも、問題はワーキングマザーであることではありません。解消するべきは「ワンオペ状態」なのです。
「仕事と家庭の両立」という理想は、社会の問題である側面がおおいにあります。残業体質な働き方、待機児童が多く保育園に入れられない、預けられても子どもの発熱などの急なトラブル対応に追われ、小学校に入れば「小1の壁」もあります。
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