結婚する際には、お互いの人柄というものが重視されます。厚労省「出生動向基本調査」の独身調査でも、結婚相手に求める条件として重視・考慮する項目は、男女とも「人柄」がトップで95%以上です。
その人柄を構成するものに性格があります。「似た者夫婦」という言葉がありますが、似たような性格同士が結婚していくのか、結婚すると似たような性格になるのか。かといって、自分と違うタイプに惹かれるというのもありそうです。
そこで、今回は、実際に結婚した夫婦というのは、どういう性格の人同士が結婚しているのかを明らかにしたいと思います。
性格分析のひとつの理論にビッグファイブというものがあります。人間の性格は「外向性」「開放性」「誠実性」「協調性」「精神不安定性」の5つの性格因子の組み合わせによって決定されるという考え方です。
今回は、この中から「外向性」というものに絞ってみていくことにします。
あなたは外向型?内向型?
その前に、一般的に、外向型と内向型、どちらが多いと思いますか?
単純に主観調査で「あなたは外向型ですか?内向型ですか?」と質問すると、日本人の場合は内向型と答える人が多くなります。欧米人は逆です。
しかし、これは、あくまで主観に過ぎず、「自分は、内向型とも思わないが、さりとて外向型と自信をもって言えるほどではない」という判断での消極的内向型の選択が多いことによります。いかにも日本人らしい特徴で、これは幸福度主観調査でも同様の傾向があります。
一方、ビッグファイブ調査でよく使用される質問項目を用いて、それらの総合点で外向型か内向型かを客観的に指標化するとまた違った結果となります。
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