男性の未婚率については、年収と密接に関係する。これは紛れもない事実です。年収が低くなればなるほど未婚率は高いし、年収の高い男性から結婚していきます。
もちろん、年収が高ければ結婚できるという因果はありませんが、少なくとも年収が低すぎれば、結婚相手として女性から選ばれることはないでしょう。
以前、こちらの記事で、妻の年齢29歳以下の子無し夫婦について、それぞれの年収が夫>妻、夫=妻、夫<妻のいずにあたるかを2022年の就業構造基本調査より明らかにしたことがあります(参照→「結婚できる高所得層・できない中間層の残酷格差」)。それによれば、夫>妻が7割、夫=妻が2割、夫<妻が1割という結果でした。
女性は結婚相手の経済力をシビアに見る
その是非はともかくとして、結婚というものは、基本的に夫が妻より年収の高い「妻の経済上方婚」になるのです。これはあくまでまだ子のない夫婦ですので、子が生まれた場合には、妻が一時休業や退職などがあり、さらに夫>妻の割合が増えることでしょう。
だからこそ、そうした夫一馬力になるケースも考慮して、女性は結婚相手の経済力をシビアに見るのです。結婚は経済生活なのですから当たり前の話です。
とはいえ、何も「何千万円の年収」などという桁違いの高望みをしているわけではありません。自分の年収を基準として「自分と同等」ではダメで、「少なくとも自分より上の年収」を希望しています。
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