ワンオペ育児・家事解消に「チーム家事」の考え方 シュフ型、担当型など4つのスタイルに分類

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
【ハイブリッド型の注意点】
シュフ型と担当型のいいとこ取りができれば気持ちよく回っていく型ですが、やはり「担当型もどき」になってしまうリスクもあります。
担当タスクを決めても自主性を持って取り組んでくれない、うまく家事を手放せずにシュフの負担が大きくなりすぎてしまうなど、シュフ型と担当型双方のリスクを抱えてもいます。

理想的だが難しい「自律型」

自律型:気づいたほうが、気づいたときにやる

自律型は、それぞれが自分で考えて、必要な家事育児を行うスタイルです。

自律型は目指して実現するというよりも、価値観の近い夫婦が自然とそうなっているケースのほうが多いです。一見理想的なスタイルではありますが、他のスタイルと比べて実現がとても難しいのが実状です。

価値観や生活に求めるものなどが近い夫婦、お互いに自然と気遣いができている夫婦、時間的制約が調整しやすい働き方の人たちが自律型になりやすいです。

自律型
自律型(出所:家族全員自分で動く チーム家事 日本唯一の家事シェア専門家が導き出した』)
【自律型の注意点】
「気がついたほうが、気がついたときにやる」と聞くととても理想的ですが、お互いが同じように気がつくとは限りません。
結果「いつも自分ばかり気がついている」と偏りが生じがちでもあります。また、気がついたほうが負け(やらなくちゃならない)という「家事育児チキンレース」のような状態になることもあります。
家族全員自分で動く チーム家事 日本唯一の家事シェア専門家が導き出した
『家族全員自分で動く チーム家事 日本唯一の家事シェア専門家が導き出した』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
三木 智有 NPO法人tadaima!代表/家事シェア研究家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

みき・ともあり / TOMOARI MIKI

「10年後、20年後も"ただいま!"と帰りたくなる家庭」で溢れた社会の実現を目指し、NPO法人tadaima!を起業。家事シェアを広めるための講演を年間80本以上、元インテリアコーディネーターの経験を活かした、子育て家庭のモヨウ替えを年間100件以上行う。日本唯一の家事シェア研究家として、2016年内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員に選任。NHK「あさイチ」、関テレ「報道ランナー」、韓国KBSなどメディア出演多数。著書に『家事でモメない部屋づくり』(ディスカヴァー)がある。
note:note.com/tomoari_miki
X:@tadaima_Tomo

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事