内向型は「リーダーに向かない」の大いなる誤解 大成功を収めた内向型を分析して分かったこと

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強い意志を持って仕事に向かう女性
内向的な性格の良さをリーダーシップに発揮してみませんか(写真:metamorworks / PIXTA)
人と話すのは嫌いではないけれど雑談は苦手。会話では聞き手に回ることが多く、ひとりで過ごす時間も必要……。そのような内向的な性格の人は、外向的な人に比べて社交性やリーダーシップに欠けると思い込んでいませんか。
しかし「内向型の人は素晴らしいリーダーになることができる」と断言するのは、自身も内向型だというビジネスコーチのティボ・ムリス氏。著名人の実例を踏まえながら、内向的な性格だからこそ、つかめる成功のチャンスについて著書『「ひとりが好きな人」の上手な生き方』から一部を抜粋/再編集してお届けします。

リーダーに向くのは外向型、の間違い

その気になれば、誰もがリーダーになることができる。リーダーになることは、外向型の人にだけ与えられた特権ではない。

もし周囲の人に好ましい影響を与えているなら、あなたはすでにリーダーだと言える。自分の人生を適切にコントロールしているなら、リーダーの資質を持っている。

結局のところ、優れたリーダーとは、人々を正しい方向に引っ張っていく人のことだ。しかし、もし人々があなたの行動を見て感動しないなら、どうやって彼らを導くことができるだろうか?

リーダーシップは内面から始まる。自分の心身をコントロールする能力が、影響力の度合いを決定づける。それは外向型の人だけの資質ではない。

実際、多くの偉大なリーダーが内向型だった。大きな声は出さなかったが、彼らの行動は言葉よりも大きなインパクトを持っていた。ガンジーの名言を引用するなら、彼らは「自分が見たい変化を体現していた」のだ。

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