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ワンオペ育児・家事解消に「チーム家事」の考え方 シュフ型、担当型など4つのスタイルに分類

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  • 三木 智有 NPO法人tadaima!代表/家事シェア研究家
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「共働き家庭が当たり前になっているのに、なんでこんなに子育てが無理ゲーなんだ……!」

どれだけの家族が、言葉にならない憤りを叫んだことでしょうか。ただ、こうした多くの叫びを受けて、社会は少しずつ変わってきています。

育児・介護休業法は2021年から段階的に改正が進み、企業は男女問わず育休の推進をしなくてはいけませんし、家事代行やベビーシッターなどのサービスも10年前と比べてずいぶん利用しやすくなっています。

それでも、ワーキングマザーが抱える家庭内戦争状態は、まだまだ解消されてはいないのです。

毎日の生活は1日1日着実に過ぎていきます。子どもの成長は待ったなしです。社会が両立に向けて完璧に制度を整えてくれるのを、僕たちは待っているわけにはいきません。それまで「自分らしく豊かな日々」を先延ばしにするなんて、あまりにも残酷だと思うのです。

だから、僕たちが取り組むべきは「夫婦で力を合わせる」ことです。

この文章を書いている2023年の夏。衝撃的な数字が発表されました。

なんと、夫婦の家事の8割を、妻が行っているというのです。これは厚生労働省所管の国立社会保障・人口問題研究所が2022年に実施した「全国家庭動向調査」の調査結果。社会が両立に向けて動いているはずなのに、この調査結果にあるように妻の抱えるワンオペ問題は取り残されたままです。

日々の暮らしが慌ただしくなってしまう大きな原因は「ワンオペ」です。人の手が増えれば増えるほど、穏やかな時間や気持ちの余裕を取り戻すことができます。

もちろん、夫婦の力だけですべてが解消されるわけではありません。様々な人の手を借りながら乗り越えていくのが、これからの家事育児。

夫婦、地域、社会支援、テクノロジーなど、あらゆるリソースを活用して家事育児をワンオペからチーム化する、それが「チーム家事」です。

チーム家事には4つのスタイルがある

これまで14年間の活動を通して、多くの家事シェアの悩み相談を受けてきました。家事をどのようにシェアするかはそれぞれの家庭によって違いますが、大きくまとめると4つのスタイルにまとめることができます。

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