感情を「制御できない」→「できる」に変える"技術" まずは自然と沸く気持ちを「客観視」すること

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

感情は自分自身の大切なもの。でも、同時にやっかいなものでもあるのです。

過度なアップダウンがなく、いつも冷静に感情の変化をコントロールできるようになることは、とても重要なこと。そのためにはまず、「日々、自分の感情を観察する習慣」をつけることが有効です。

その方法は、実はとても簡単。それは毎日、ノートや手帳などに、「その日の中の一番強い自分の感情」として、自分がどんな気持ちだったかを書くだけです。

気持ちを書くといっても、難しい文章を書くのではありません。自分の感情を、絵文字や言葉のマークで書き込むだけです。私が提唱している「できたことノート」のメソッドでは、曜日のところに点線で描かれた円があるので、その中に書き込みますが、形式は何でもかまいません。

例として、感情をマークで表したものを図で挙げておきます(※外部配信先では閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

顔文字でもいいですし、「喜!」「やった!」「残念!」「苦」といった文字マークでもオーケーです。書くよりも「描く」というほうがイメージ的に近いかもしれません。

感情マークの書き方の例
(図:『1日5分 書けば明日が変わる できたことノート』より)

引いた目で「自分の気持ち」を見る

このように、「感情マーク」を描くことで、自分の感情を客観的に見るクセがついていきます。まるで自分の心の中にもう1人の自分がいて、冷静に観察しているようです。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事