感情は自分自身の大切なもの。でも、同時にやっかいなものでもあるのです。
過度なアップダウンがなく、いつも冷静に感情の変化をコントロールできるようになることは、とても重要なこと。そのためにはまず、「日々、自分の感情を観察する習慣」をつけることが有効です。
その方法は、実はとても簡単。それは毎日、ノートや手帳などに、「その日の中の一番強い自分の感情」として、自分がどんな気持ちだったかを書くだけです。
気持ちを書くといっても、難しい文章を書くのではありません。自分の感情を、絵文字や言葉のマークで書き込むだけです。私が提唱している「できたことノート」のメソッドでは、曜日のところに点線で描かれた円があるので、その中に書き込みますが、形式は何でもかまいません。
例として、感情をマークで表したものを図で挙げておきます(※外部配信先では閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。
顔文字でもいいですし、「喜!」「やった!」「残念!」「苦」といった文字マークでもオーケーです。書くよりも「描く」というほうがイメージ的に近いかもしれません。
引いた目で「自分の気持ち」を見る
このように、「感情マーク」を描くことで、自分の感情を客観的に見るクセがついていきます。まるで自分の心の中にもう1人の自分がいて、冷静に観察しているようです。
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