時価総額が2年で8.5倍「エヌビディア」真のヤバさ MSとアップル抜き去り時価総額で世界一に

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S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによると、エヌビディアの上昇は、ウォール街の予想を常に上回る能力によって促進されてきた。前四半期の売上高は前年同期比3倍の260億ドルに達した。また、今四半期の売上高も同2倍になると予測している。

エヌビディアは、チップやそのチップでAIシステムを構築するのに必要なソフトウェアからスーパーコンピューターまで、あらゆるものを販売している。同社のGPUを搭載した3万5000個の部品を持つ装置は、25万ドル以上で販売されている。エヌビディアが市場に投入する新たなスーパーコンピューターは、100万ドル以上で販売される可能性があるとラスゴンは語る。

「システムのコストが上がっても、1ドルあたりの性能は世代を重ねるごとに向上している」とラスゴン。

ライバルの10年先を行っている

ウォール街は減速の兆しを見計らっている。マイクロソフト、メタ、グーグル、アマゾンはいずれもAIに使える独自のチップを開発しており、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やインテルといった従来のチップのライバルは、独自のAIプロセッサーでエヌビディアのビジネスに切り込もうとしている。

しかしフアンは、ライバルたちがエヌビディアに追いつくには時間を要すると考えている。同社は10年先行しており、同社の技術を好むAIプログラマーの大規模なコミュニティを培ってきた。

「われわれは、コンピューティングの仕組みとコンピューターにできることを根本的に変えようとしている」と、5月に行われたアナリストとの電話会議でフアンは語った。「次の産業革命が始まったのだ」。

(執筆:Tripp Mickle記者 and Joe Rennison記者)
(C)2024 The New York Times

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