まずはご自身の現在の仕事内容や、これからのキャリアの展望において、英語がどの程度重要なツールであるのかをキチンと考えましょう。
これが10代や20代前半の話であれば、絶対にやっておくべきスキルの1つだと思いますし、仕事を始めて間もない状態だとしても、今後のキャリア展望を考えた際に、英語はほぼ必須科目です。
今の若者たちに関して言えば、子どもの頃から、リアルでのコミュニケーションや、SNS上での情報収集において、英語を理解していることが当たり前な生活環境で育っています。反対に英語ができないとマズいわけです。
つまり彼ら・彼女たちにとって、英語は「あればプラスのスキル」ではなく、「ないとマズいスキル」という位置づけなのです。多くの企業も、若者世代に対しては、同じような印象を抱いているでしょう。
30代から英語学習、コストや時間どう考える?
その一方で、30代以降となると、話は変わってきます。IKさんのように30代まで英語を身に付けずにきた場合、これから学習するにあたってかかるコストや、時間、そのリターンをキチンと考えたうえで、英語学習とどの程度向き合うかを判断したほうがよいでしょう。
若い頃とは違って、学ばなければいけないことや、やらなければいけないことが数多くある中、英語という1つのスキル、しかもできることがさほど珍しくないスキルに、今の段階から注力することの合理性をどこまで見いだせるか、で考えてみましょう。
判断するうえでポイントとなるのは、冒頭で申し上げたとおり、英語というツールが、現在または将来において、業務を遂行するうえで、どの程度重要な要素になるのか、です。
もっと言うと、ほかに身に付けるべきスキルがあって、そのスキルのほうが重要であれば、そちらに注力するべし、ということです。
少なくとも、今まで、そして現在において、現在の職場において英語ができないことは、人事上のマイナスになっていない、ということですので、IKさん個人のスキル評価において、英語はさほど重要視されているようには思えません。
もっともそれは今までは、という前提ですし、また現在の職場においては、という前提でもありますから、この先のご自身のキャリア展望や、進みたい道を考える際に、英語がどの程度重要な要素となりうるかを判断して決めたほうがよいでしょう。
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