子ども望む男女の「はしかワクチン接種」の重要性 免疫がない人の感染リスクは思った以上に高い
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未来の子どものためにやっておきたい「麻疹対策」について専門家が解説します(写真:metamorworks/PIXTA)
麻疹(はしか)の流行が収束したらしい。
だからといって安心はできない。なぜなら根本的な問題が解決されたわけではないからだ。本稿では、麻疹ワクチン接種の重要性、特に出産を考えている世代や0歳児と接する人々への接種の重要性を論じたい。
麻疹対策も収束してしまった
国立感染症研究所によれば、麻疹感染者は2024年の第12週(3月18〜24日)を最後に確認されていない。初めて感染者が確認された第7週(2月12〜18日)以降、感染者の合計は21人で、流行は当初危惧されたほど拡大せず、小規模で収束した。
残念なのは、感染者の減少とともに、盛り上がった麻疹対策の議論も“収束”したことだ。
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