新しい挑戦を習慣化させる「1日1分」のすごい効果 あえて大きな目標を設定しないことに意味がある
小さなステップを習慣にするためには、固定されたタイミングを設定することが効果的です。たとえば「毎朝6時半から散歩を10分する」のような形で毎日の生活に組み込んでしまうことで、脳がその行動を習慣として認識しやすくなります。
行動の前後にポジティブな言葉がけを自分に行うのも効果的です。自分に対して「小さなことでもいいからやってみよう」「よくできた」といった肯定的なメッセージを送ることで、自己効力感を高められます。
進捗を可視化し、小さな成功を自覚することが大切です。たとえば「健康的な生活を送る」という目標を立てて食習慣を見直しても、習慣化の道のりは平たんではありません。
いきなり極端な食事制限をしてもおそらく続かないはずです。方法はそれぞれでしょうが、毎日ウォーキングをするとしたら、1日の歩数を記録として残していくと自己効力感は高まるはずです。
毎日の歩数の積み重ねが可視化されれば、その延長線上に自分の理想の体型が見え、習慣化への取り組みは強固になるはずです。進捗を記録したり、チェックリストを作成したりすることで、達成感を得やすくなります。
「1日1回」「1日1分」の小さなステップから始めることができれば、自己効力感を育み、大きな目標に向けてのモチベーションを高められます。それが習慣化の基盤となるのです。
少しずつでもいいから「毎日」行う
みなさんの中には、親や先生から「毎日、コツコツ勉強するのが大事だよ」と小さいころに言われた人も多いのではないでしょうか。
「いや、やるときに一気に大量にやればいいでしょ」と思っていた人もいるかもしれませんが、自己効力感を高めるためには、少しの量でも毎日継続する姿勢が重要になります。
これは脳の可塑性と関係しています。
脳は絶えず変化し、学習します。毎日少しずつ同じ行動を繰り返すことで、脳の可塑性が活性化され、新しい神経結合が形成されます。これにより、脳がその行動に注意を払うため習慣として身につきやすくなり、自己効力感を強化する土台が築かれます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら