新しい挑戦を習慣化させる「1日1分」のすごい効果 あえて大きな目標を設定しないことに意味がある

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④連鎖効果を活用

小さな成功体験が連鎖効果を生むことがあります。たとえば5回できれば10回できる、10回できれば15回できると一度小さな目標を達成することで、次の目標にも前向きなエネルギーが生まれ、連鎖的に取り組むことができます。

⑤進捗の可視化

達成したことを記録し、進捗を可視化することが自己効力感の向上につながります。小さなステップに分割すると取り組みを始めた当初は目標達成までの道のりを遠く感じることもありますが、進捗が見えることで、達成感や満足感を覚え、モチベーションを維持しやすくなります。

小さなご褒美を用意する

⑥習慣化の報酬の設定
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習慣が定着すると同時に、その行動に対する小さな報酬を設定します。自分へのささやかなご褒美や好きなアクティビティを行うことで、行動がよりポジティブな体験と結びつき、モチベーションが高まります。

これは進捗の可視化で、行動を達成したときに手帳にチェックする、自分に呼びかけるなどがよいでしょう。気をつけなければいけないのは行動を台無しにするご褒美です。減量達成のご褒美がピザやケーキであれば、頑張った成果の一部を帳消しにしてしまう可能性が高くなります。早起きで成果を挙げたことのご褒美が、次の日に遅く起きてもよいというのもやめた方がいいでしょう。

これらの方法を実践することで、「少しずつでもいいから、毎日行う」ことが自己効力感の向上につながり、習慣化がより確実に進むはずです。

名郷根 修 エグゼクティブ・コーチ/株式会社ハイパフォーマンス代表取締役

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なごね しゅう / Shu Nagone

エグゼクティブ・コーチ/株式会社ハイパフォーマンス代表取締役。Rotterdam School of Management, Erasmus University 経営学修士 (MBA)。1978年生まれ、岩手県出身。米国戦略コンサルティングファーム、グローバル医療機器メーカーで勤務経験後、世界一の戦略コーチであり、Strategic Coach社を創設したダン・サリヴァン氏に師事し、同社が提供している10x Ambition Programを卒業した唯一の日本人。現在、「コーチング」と「認知科学」の掛け合わせにより、再現性の高いコーチングを提供する株式会社ハイパフォーマンスを経営するのと同時に、3社の会社経営に携わっている。

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