「新NISAに向いていない人」に共通する残念な特徴 「庶民にとって有利な制度」を活用しそびれる

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成長投資枠(上限1200万円)をいっぱいまで使って日本の個別株を売買し、つみたて投資枠(600万円)でインデックスファンドを積み立てる、という戦略です。

言い換えるなら、「コア・サテライト戦略」の新NISAバージョンといってもいいでしょう。

(出所:『日本株で新NISA完全勝利 働きながら投資で6億円資産を増やした僕のシナリオ』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

目指すのは「ミドルリスク・ミドルリターン」の運用

コア・サテライト戦略とは、保有する資産を「コア」と「サテライト」に分けて運用するポートフォリオ戦略で、投資家の間ではよく知られている基本中の基本ともいえる手法です。

日本株で新NISA完全勝利 働きながら投資で6億円資産を増やした僕のシナリオ
『日本株で新NISA完全勝利 働きながら投資で6億円資産を増やした僕のシナリオ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

コア(中核)は、安定したリターンが期待できる長期分散投資での運用のこと。ここでは、つみたて投資枠を使った運用を指します。

サテライト(衛星)は、ある程度大きな値動きがあり、タイミングを見て売買する運用のこと。ここでは、成長投資枠を使った運用を指します。

コアとサテライト、つまり「守りの運用」と「攻めの運用」を同時に行うことで、リスクとリターンのバランスをコントロールすることができます。

ハイリスク・ハイリターンでもなく、ローリスク・ローリターンでもない、ミドルリスク・ミドルリターンの運用が、この戦略をとることで実現するのです。

上岡 正明 経営者・個人投資家

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かみおか・まさあき / Masaaki Kamioka

1975年生まれ。3歳で母親を失い、小学校から家出を繰り返す。それも警察に保護されるまで誰も探しに来ない寂しい幼少期だった。放送作家を経て、27歳で株式会社フロンティアコンサルティングを設立。200社以上の企業ブランド構築を行う。一方で、元手200万円でスタートした株式投資では、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機を持ちこたえながら独自の手法を確立し、投資歴25年で資産6億円に到達。MBAを保有し脳科学の研究も行っている。『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『最強の高配当投資』(SBクリエイティブ)など著書多数。「チャオ!」の挨拶から始まるYouTubeチャンネルは登録者数26万人に上る。

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