「新NISAに向いていない人」に共通する残念な特徴 「庶民にとって有利な制度」を活用しそびれる

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では、私の考えを述べましょう。答えは、正解でもあり、不正解でもある、です。

少なくとも、みずから制度のメリット、デメリットを勉強せずに、国が押しつけようとしている、政府の陰謀だと考える人は、そもそも投資には向いていません。厳しいことを言うようですが、そういう人は投資をやらないほうがいいでしょう。

新NISAは、成人した国民全員に与えれらた権利です。しかし、国民全員に適性があるわけではありません。仕事に向き不向きがあるように、投資にも向き不向きが存在します。

自分の頭で考えない人は株をやらないほうがいい

先ほどの女性タレントの主張に答えるなら、「放ったらかしでも儲かるなんて甘い話は世の中にない」というのは一部本当です。少なくとも個別株投資に関しては、みずから進んで学ばないと儲けることはできません。

また、「永久に非課税という言葉も信じていない」というのも間違ってはいません。たとえば今後、NISA制度に否定的な政党が国民に支持され、政権を取った場合、廃止になる可能性はなくはありません。

そして、「裏があるんじゃないか」という疑問については、「あってもいいじゃないか」というのが私の答えです。

そもそも株式投資というのは、みんなで手をつないでゴールする、最近の小学校の徒競走ではありません。勝つ人もいれば、負ける人もいる。だます人も、だまされる人もいる。非常にシビアな世界です。

もし日銀が高値まで吊り上げて売り抜けようとしているなら、自分が先んじて売り抜ければいいだけの話です。「そうすれば儲かるじゃん」と思ったあなたは、株式投資の適性があります。

そして、もし売り抜けに失敗したなら、それは100%自己責任です。このことが腑に落ちていないうちは、株式投資をやるべきではありません。

ただし、株式投資はゼロサムゲームではありません。日経平均株価が4万円、5万円になれば、ほとんど全員が儲かります。国も儲かるし、あなたも儲かります。あなたの大切な家族も、友人も、そして私だって儲かります。人生を変えるような大金を手にする人もいるでしょう。みんながハッピーになれるわけです。

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