新NISA「2年目」間違い&勘違い、あなたは大丈夫? よくある「9つの質問」に投資のプロが明快回答

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
nisaとグラフとキーボードとメガネ
新NISA2年目を前に、間違い&勘違いが起こらないよう「よくある疑問・誤解」を解説します(写真:hide/PIXTA)
新NISAが始まって丸1年が経過しようとしている。新NISA2年目を前にして、一部で間違った情報が見られる。勘違いもあるかもしれない。間違えられないこともある。
そこで、新NISA2年目を前に、間違い&勘違いが起こらないよう、12月18日に新刊『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』を上梓する桶井道(おけいどん)氏に、「よくある疑問・誤解」を解説してもらう。

新NISA「2年目」にありがちな間違い&勘違い

新NISAから1年が経過しようとしています。

普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門
『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします(本稿では株式投資についてご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願いいたします)

以前から投資してきた人も、新NISAから投資を始めた人も、新NISAは新しい制度ゆえ情報がなかなか浸透しておらず、正確な情報収集に少なからず苦労されたのではないでしょうか。

そこで本稿では、新NISA2年目を前に、間違い、勘違いのないよう、よくある疑問にお答えいたします。

Q:2024年のうちに保有銘柄を売ってしまえば、2025年の年間投資枠(=年間の投資上限額)が上乗せされる?

A:答えは「NO」です。年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計360万円と決まっています。

2024年に、個別株なり投資信託なりETFなりの保有銘柄を売却したからといって、その分が2025年の年間投資枠に上乗せされることはありません。もちろんですが、2024年のうちに年間投資枠が復活することもありません。

次ページ2024年の年間投資額の残りは、翌年に持ち越せる?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事