新NISA「二刀流」戦略で狙う"10年後"の資産形成 「1800万円の投資枠」をフルに活用しつづける

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やはりざっくりした計算になりますが、投資元本の1200万円は、5396 万円にふくれ上がります。つみたて投資枠の819万円と合わせると、なんと6216万円です。下にグラフで表してみました。

(出所:『日本株で新NISA完全勝利 働きながら投資で6億円資産を増やした僕のシナリオ』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

100歳で1億円が手に入っても意味がない

積み立て投資のデメリットは、「時間がかかりすぎる」ことですが、個別株投資を組み合わせることで、資産形成のスピードがここまで速まる可能性があるのです。

日本株で新NISA完全勝利 働きながら投資で6億円資産を増やした僕のシナリオ
『日本株で新NISA完全勝利 働きながら投資で6億円資産を増やした僕のシナリオ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

天国にいるかもしれない100歳で手に入る1億円と、40歳で手に入る6200万円、あなたならどちらを選びますか?

ほとんどの人が後者を選ぶのではないでしょうか。

しかも、40歳で手に入った6200万円は、その後も運用を続けていけば、複利効果がどんどん働いて、青天井に資産が伸びていきます。

もちろん、「年に240万円も投資に回せない」とか、「利回り20%なんて無理に決まっている」といった、さまざまな意見や反論があると思います。

その場合は、ご自身の経済状況や投資スキルに合わせて、シミュレーションをしてみてください。数字は変わっても、基本的な考え方は変わりません。

上岡 正明 経営者・個人投資家

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かみおか・まさあき / Masaaki Kamioka

1975年生まれ。3歳で母親を失い、小学校から家出を繰り返す。それも警察に保護されるまで誰も探しに来ない寂しい幼少期だった。放送作家を経て、27歳で株式会社フロンティアコンサルティングを設立。200社以上の企業ブランド構築を行う。一方で、元手200万円でスタートした株式投資では、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機を持ちこたえながら独自の手法を確立し、投資歴25年で資産6億円に到達。MBAを保有し脳科学の研究も行っている。『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『最強の高配当投資』(SBクリエイティブ)など著書多数。「チャオ!」の挨拶から始まるYouTubeチャンネルは登録者数26万人に上る。

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