「実験に没頭」だけじゃない資生堂研究職のリアル 民間企業に所属する研究者に求められること

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変化が激しい現代社会、人々の「仕事への向き合い方」もまた多様化している。あらゆる現場の「働く人」に密着し、どんな仕事・どんな働き方をしているのか、どんな悩みを抱え、どのように克服しようとしているのか、リアルな姿をリポートする「ドキュメンタリー  仕事図鑑」。第1回は資生堂で化粧品の研究開発を行う三浦由将・ブランド価値開発研究所プロダクト価値開発室長に密着した。
※記事の内容は動画「ドキュメンタリー  仕事図鑑」から一部を要約したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。

逆転の発想で生まれた新商品

化粧品大手の資生堂は4月2日、「ファンデ美容液」という新たなベースメイクのカテゴリーを展開していくと発表した。

ファンデ美容液は、ファンデーションに美容液成分を配合するという従来の発想ではなく、資生堂が開発した独自の乳化技術「セラムファースト技術」を使って、美容液の中にファンデーション成分を閉じ込めるという逆転の発想から生まれた。

これによって、美容液による本格的なスキンケア効果とファンデーションの美しい仕上がりを両立しているという。

この会見に登壇し、“白衣”を着て熱心にプレゼンテーションをする男の姿があった。ファンデ美容液の生みの親である三浦由将(みうら・よしまさ)だ。

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