｢肌の綺麗な人｣が絶対している"コスメの買い方" 注目するのは各ブランドが謳う効果だけではない

「レチノール」人気でヒットしたエリクシールの部分用クリーム（写真左）とイニスフリーの美容液（筆者撮影）

美容好きの間で「成分買い」という言葉が浸透している。

いまや化粧品を購入する際に、謳っている美容効果を見るだけでなく、配合されている美容成分を吟味することが一般的になってきているのだ。

その内容も、昔から人気のある「ビタミンC」や「ヒアルロン酸」といったメジャーな成分だけではなく、「レチノール」や「ナイアシンアミド」「ペプチド」といった、少し前までは聞き馴染みのなかった成分名を冠した商品が飛ぶように売れている。

「成分買い」はもはや、一部の美容感度が高い層の中での一過性のブームではないようだ。

シワやシミ改善でブームになった「レチノール」

実際に成分が決め手で化粧品を購入している人はどれくらいいるのだろうか。

美容に特化したイノベーションファーム「ampule（アンプル）」が2024年11月に行った調査では、実に7割近くの人が「成分が決め手でスキンケアを購入したことがある」と回答。

また、その理由として「自分の肌に合っているから」と答える人が約半数おり、話題性や世間的な評価よりも、自身の肌悩みに合わせてスキンケア成分を選ぶ人の多さが明らかになった。

（出所：ampule）