「推しの子」でも言及、脚本家が密かに耐える重圧 締め切りに追われる31歳、転身した彼の進む道

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大手企業に勤める会社員を辞め、脚本家の世界に飛び込んだ小御門優一郎が日々考えていることとは?
働く人の「今」にフォーカスし、その仕事像に迫る「ドキュメンタリー 仕事図鑑」。第4回は、脚本家の小御門優一郎に密着。演劇やドラマだけでなく、YOASOBI『三原色』の原作小説やリアル脱出ゲームのシナリオなど、幅広いジャンルで活躍する小御門にとっての「仕事」とは。
※記事の内容は動画「ドキュメンタリー 仕事図鑑」の取材における本人のインタビューを基に再構成したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。
企画・編集:土生田晃

作り替えも場合によってはウェルカム

――一「脚本家」はどんな仕事?

演劇、映画、ドラマなどの脚本を書くことがメインの仕事で、この職業にあこがれを持っている人はみんなそこを目指しています。

脚本は「柱」「ト書」「セリフ」の3要素で書かれています。「柱」はシーン番号や、どこでそのシーンが展開されるかなどを書いたものです。「ト書」は登場人物などが何をしているかの状況説明。そして人物名と一緒にカギカッコで書かれているのが「セリフ」です。

脚本は「設計図」で、それを基に舞台を上演したり、映像作品を撮ったりします。もちろん脚本どおりに作られることばかりではないですし、映像演出に関しては脚本家の頭の中でイメージしきれない部分もあるので、われわれ(脚本家)の意図を正しく汲んでくれた作り替えだったら全然ウェルカム、と思っています。

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