「中学受験勝ち抜いた子」に共通する"3つのカギ" 中受での経験が、その後の大学受験でも生きる
1 予習より、復習を大事にする
まずは、「予習より、復習を大事にする」です。
中学受験をする子どもたちの多くは、塾に入って勉強をします。先生から配られたテキストに沿って、授業が進みます。
塾に通い始めると、子どもたちは「予習と復習、どちらのほうを重視するのがいいか?」という悩みに直面します。
先取りして勉強したほうがいいのか、後から振り返って復習するほうに時間をかけるのがいいのか、ということですね。
このことについて、東大生に話を聞くと、ほぼすべての人から「中学受験においては、予習よりも復習を重視するべきだ」との答えが返ってきました。
なぜなら、まだ小学生の間は、予習は非効率になる場合が多いからだそうです。教科書やテキストを読んで、理解を深めようと思っても、そもそも理解に時間がかかってしまったり、間違った理解をしてしまい、時間をかけた割には効果が出ないのだそうです。
また、こんなふうに言っていた東大生もいました。「予習をして塾の授業に臨んだら、知ったつもりになってしまって、あんまり授業に集中できなくなってしまった記憶がある」と。
小学生ならでは、という気もしますが、確かにそういう点もあるのでしょう。
復習は、いい成績に直結する
その点、復習はダイレクトに成績に直結する場合が多いです。「わかる」と「できる」は違う、とよく言われますよね。復習は、授業で「わかった」ことを、テストなどで出題されたときに「できる」ようになるための行程です。
これを疎かにしてしまうと、授業では理解していても、テストでは解けず、全然成績が上がらないのです。ところが小学生の間は、「わかったから、できるようになっているはずだ」と勘違いしがちなのです。
東大生の中には、「必ず1時間以上は塾の復習をする」と決めていたという人がいました。
1時間と時間を決めて、その時間はどんなに「もうわかった!」と思っていても、きちんと復習して、あえて次の項目に進まないようにした結果、中学受験で合格できたと語っていた人がいました。参考にしてもらえればと思います。
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