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あのシーバス社も始めた「脱炭素」計画の凄い中身 「500年の歴史誇る」スコッチ業界の新たな挑戦

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  • ケリー狩野 智映 フリーランスライター、コピーライター、メディアコーディネーター、翻訳者
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さらに、250万英ポンド(約5億円)を投じた最先端の水源式ヒートポンプシステムで、酒造所および隣接する同社経営ホテルと、ホリデーアパートの給湯と暖房を実現。

水源は目の前を流れるネス川で、くみ上げた水の一部は紫外線浄水器で浄化後、ビールとウイスキーの仕込み水、およびホテルの飲料水になる。

自社内再エネソリューションの仕組み(画像提供:Uilebheist)

主原料のモルト(麦芽)は100%地元産。インヴァネス周辺はスコットランドでも有数の大麦生産地で、大手業者が同市内にモルティング(製麦)工場を構えているため、輸送に伴う炭素排出量も低く抑えることができる。

これら一連の取り組みにより、この酒造所は年間250トンの炭素削減に貢献しているという。

「夢の燃料」に寄せられる期待

スコットランド東部アンガス地方の家族経営農場にある2013年創業のアービキー蒸溜所も、グリーン水素をベースとした脱炭素化を進めている。

グリーン水素とは、再生可能エネルギーで水を電気分解して得られた水素のこと。燃焼しても温室効果ガスは発生せず、水になるだけの水素は、まさに「夢の燃料」だ。

グリーン水素で脱炭素化を進めるアービキー蒸溜所(写真提供:Arbikie Distillery)
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