「パッと行動できない人」残念すぎる"3大NG"思考 米国ビジネスエリート「ネガティブ消す」朝習慣
「あれこれ考えずに動いてみると楽しくなるかもよ」といったアドバイスも、論理的思考力の高い人は「バカになれ、妥協しろ」と言っているように聞こえ、反発を覚えることも少なくありません。
こうして、頭がいいからこそ「不動智」から離れていき、動けなくなってしまうのです。
賢い人ほど、前述のネガティブファンタジーに囚われがちだともいえます。
「頭がいい」とは分析的であること。特に失敗する可能性にばかり意識が向かいます。
仕事や勉強においても「後で慌てないよう、しっかり計画を立てなくては」などと気を回していくうちに時間ばかり過ぎていく、というのがよくあるパターンです。
「おとなしさ」も勢いを妨げる
→ 心のリズムがおとなしい
これは、日本人らしい、文化的な要因といったほうが適切かもしれません。
例えばアメリカ人を見ていて、そのテンションの高さに驚くことはないでしょうか。
メジャーリーグの試合の観衆が、人目をはばからず「イエーーー!」と叫んでいるのを見ると、持って生まれたモメンタムの違いを感じずにはいられません。
そんなアメリカ人と比較すると、日本人は周りの目を気にしてか、基本的におとなしく、スポーツにおいても礼節を重んじる傾向があります。
例えば、柔道で「一本」をとった選手がガッツポーズしようものなら「敗者への敬意がない」と批判の的にされてしまうかもしれません。
でも本来、喜びの表現と侮辱は別ものであるはず。
もちろん、敗者に対する思いやりの態度は武士道精神の美徳であり、守るべきものだと思います。
でも感情をすべて封印することだけがスポーツではない気がします。