「部下の話をよく聞く」上司が最後に口を開く理由 会議を活性化できるリーダーはどこが違うのか

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そんなときは、チーム全体に向けて次のような尋ね方をするといい。

◆「こういう票が入った背景には何があると考えられる?

◆「この票が正しいと思える根拠は何か、みんなで考えてみよう

◆「なぜこの票が入ったと思う?

◆「この票を入れた人に見えていて、ほかの人に見えていないことは何だろう?

こういう尋ね方をすれば、票と票を入れた人は切り離され、全員で違う視点から考えることになるし、このアプローチをとれば、自分が正しいという驕りを防止できる。

自分の考えを押しつけず、周囲の考えに関心を持とう

会議の場に、自分とは違うものの見方をする人がいるとわかったら、次に必要となるのは「関心を示す」ことだ。

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その人に見えていて自分には見えていないものや、自分とは違う考えに対して関心を持つようにしよう。

産業革命期に人々の身体に組み込まれたのは、自分の立場を守るという反応だった。時と場合によってはそれをする必要があるが、リーダーの思考心理としては、立場を守ることよりも、好奇心が優位に立つべきだ。

リーダーとして、自分の考えを押しつけず関心を示すという姿勢には、自分の発言は後回しにすることも含まれる。

会社であれば、社員は立場が上の人と意見を合わせようとするものなので、社内での立場が高い人ほど、この姿勢を忘れてはならない。

最後に口を開くのは、リーダーの威厳を証明するためではない。ほかの人々に自由に発言させるためである。

L デビッド マルケ 米海軍攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」元艦長

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るいす でびっど まるけ / Louis David Marquet

全米屈指のエリート校である海軍兵学校をトップで卒業し、1999年から2001年まで米海軍の攻撃型原子力潜水艦「サンタフェ」の艦長を務める。海軍内で最低の評価を受けていた「サンタフェ」をたった1年で最高評価の艦に生まれ変わらせ、そのリーダーシップは、ロングセラー『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士の激賞を受ける。「サンタフェ」で何が起きたかを自ら書き記した『米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方』は日米で話題作となる。退役後は、リーダーシップに関するコンサルタントとして活躍。

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