「伝説の農家」の極上野菜、3つ星シェフ食べた感想 79歳「浅野悦男」の野菜は、一体"何が違う"のか
79歳、トレードマークは迷彩柄と髑髏
あるときは、迷彩柄のベストにはき古したデニム、黒いベレー帽。またあるときは、アーティスト系のTシャツにカーゴパンツ。胸元には、鋭く尖った鹿角アクセサリー、ウエストには髑髏を象ったバックルが光る。
浅野悦男、79歳。小柄だが、精悍でがっしりとした体躯を持つ。
土の上に立っているだけで、その鋼のような肉体から底知れぬエネルギーが伝わってくる。
千葉県八街市で「シェフズガーデン エコファーム・アサノ」を営む浅野は、飲食店向けに年間100品目以上の野菜やハーブ、草花を出荷。飲食業界ではよく知られた存在だ。
2.5haの畑を縦横無尽に歩き回る浅野は、その場で野菜やハーブを枝からポキッと折り取り、土の中から根菜をすっと引き抜き、収穫した花の蕾をナイフで器用に切り取って差し出す。
手のひらの上の草花や実は、初めて見るような色かたちをしていたり、見たことはあっても、食べようと思ったことがないものが多い。


















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