「飯田商店」食べる前から私が"感動"した理由 「らぁ麺」美学、哲学、ここに極まれり!
「天城黒豚」? 私が敬愛する金子渉さんの豚?
東京・南青山のバスク料理が売り物の「ローブリュー」で食べた「天城黒豚のロースト」をきっかけに知った「天城黒豚」は、「とんかつ」になっても日本最高峰の豚だった。
我が家でいただく「しゃぶしゃぶ」も「ロースハム」も「ベーコン」もすべて金子さんの「天城黒豚」で、食べながらいつも考えていることがあった。「天城黒豚」の内臓と豚骨はどこへ行くのだろうかと。その「豚骨」の行き先が「飯田商店」だったのである。
生涯かけがえのない「愛しい」ラーメン
スープの素になる「丸鶏」は、名古屋コーチンとか比内地鶏とか、選ばれる銘鶏があるが、「豚骨」の原産選びの話はほとんど聞いたことがない。
「飯田商店」の「らぁ麺」を支えているのが、金子さんの「天城黒豚」であることが分かって、ついに、私の生涯かけがえのない「愛しい」ラーメンとなったのだった。
追記:近々私のYouTube「MASUHIROのうまいのなんの!」で「飯田商店」をご紹介いたします。
(文・写真/山本益博 編集/森本 泉(LEON.JP))
1948年、東京都生まれ。1972年早稲田大学卒業。卒論として書いた「桂文楽の世界」が『さよなら名人芸 桂文楽の世界』として出版され、評論家としての仕事をスタート。1982年『東京・味のグランプリ200』を出版し、以降、日本で初めての「料理評論家」として精力的に活動。著書に『グルマン』『山本益博のダイブル 東京横浜&近郊96-2001』『至福のすし 「すきやばし次郎」の職人芸術』『エル・ブリ 想像もつかない味』他多数。料理人とのコラボによるイヴェントも数多く企画。レストランの催事、食品の商品開発の仕事にも携わる。2001年には、フランス政府より、農事功労勲章(メリット・アグリコル)シュヴァリエを受勲。2014年には、農事功労章オフィシエを受勲。
HP/山本益博 料理評論家 Masuhiro Yamamoto Food Critique
日本初の料理評論家、山本益博さんが、美味しいものを食べるより、ものを美味しく食べたい! をテーマに、「食べる名人」を目指します。どうぞご覧ください!
YouTube/MASUHIROのうまいのなんの!
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