「終の住処は?」シニアの住み替え4つのケース 住まいの再検討は60歳前後が良いタイミング
60歳といえば、定年退職して退職金が入ったり、子どもが独立して使わない部屋がでてきたり、住宅ローンが完済もしくは完済間近だったりと、さまざまなタイミングが重なる時期です。
住宅の買い替えを検討するのが60歳前後というのは、「長寿国日本」の新常識なのです。60歳前後の住み替えには、一戸建てや分譲マンションへの買い替え以外にも、UR賃貸住宅や、老人ホームなどへの入居の選択肢もあります。
今の家に一生住み続けるか、住み替えるか。今の家に住み続けるなら、大がかりな設備交換やリフォーム、もしくは建て替えなどの検討が必要でしょう。
住み替えるなら、持ち家か賃貸住宅か、戸建てかマンションか、わが家は売却するのか、貸すのか、資金はどうするかなど慎重に検討する必要があります。
住み替えで失敗すると、老後生活にも影響しかねません。それどころか子ども世代の生活にも影響を及ぼす可能性があります。
60代のうちに、充実したシニアライフを実現できる「終の住処」について考えておきましょう。
シニアの住み替えで想定される4つのケース
シニア世代が「住み替え」を選択する主な理由は、住まいのサイズの最適化や暮らしの利便性の追求です。一方、経済的な理由から「住居費」の見直しを目的とする人も。
ここでは、それぞれのケースの特徴と注意点を解説します。
健康で資金に余裕のある方が選ぶのが、この買い替えのケース。
なかでも多いのが、戸建てからマンションへ買い替えるパターンです。
基本的にマンションはワンフロアの間取りなのでシニアが暮らしやすく、ダウンサイジングしやすいのが理由の1つ。
また、エレベーターがあり、セキュリティが充実しているのも魅力です。
ただし、築40年を超えるような築古のマンションの場合、フルリノベーションで見た目は綺麗になっていても、旧耐震基準だったり、管理状況がよくなかったりする物件もあり、後悔したという話も。この点もよく見極めて購入すべきです。
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