40代から考える「人生設計と住まい」ロードマップ 建築家が「賃貸でもいい」と考える"本当の理由"

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
人気建築家と考える 50からの家
アラ還男性Sさんの自宅の外観。茶室をリノベし趣味の空間を作りあげた(写真:『人気建築家と考える50代からの家』より)
50代。人生、そろそろ「B面」へ! どこに住む? どう生きる? セカンドライフを思いきり楽しむための自分本位の家づくりを多面的に紹介。実例を多数掲載! 
建築家の湯山重行氏の著書『人気建築家と考える50代からの家』より一部抜粋、編集してお届けします。

人生100年時代と「住まい」

75歳まで存分に生き、そのあともここちよく暮らすためのおおまかなロードマップを考えてみた。人生のB面を楽しむなら55歳ぐらいから新しいスタートを切りたい。

そう考えると、40歳ぐらいからB面のプランニングを始め、10年ぐらいを準備期間に当てる。副業を軌道に乗せたり、老後の副収入につながる趣味を本格的に始めたりするにはいい頃合いだと思う。

生まれ故郷に戻る、あるいは移住するためにも、情報収集やお試し移住をしてみるにも十分な時間がある。

70歳を過ぎて、身体の限界を感じ始めたら、健康的に生きることを最優先とする。その後は自宅で暮らすのか、早めに施設に入るのかを家族と話し合って決めておく。

どこかのタイミングでバリアフリーの平屋を手に入れたり、都市部に近い便利な場所で、コンパクトなマンションに引っ越すのもいいだろう。

■40〜55歳:B面プランニング〜どう生きるか?何をしたいのか?を具体的にする
■50〜75歳:自由に存分に生きる〜次の天職を見つける・移住する・家を建てる など
■70歳〜:健康に不安を感じてきたら、自立して生きることを最優先に
■80歳〜:自立が難しくなったら施設も検討〜あらかじめ施設の目処は立てておく
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事