2024年問題が迫る中、かつてのよき時代を謳歌した世代は何を思うか。
「昔先輩たちは月100万円稼いだ」
Aさん[年齢]50代後半[ドライバー歴]35年[年収]500万円台後半
大手メーカーの傘下の会社で、運転しているのはタンクローリーです。朝7時に出勤し、1日10〜11時間ぐらい働き、残業は月50時間前後。歩合がほとんど。走行距離は1日50キロメートルのときも700キロメートルのときもある。
高校を卒業して、土木の設計コンサルタントになったが、残業が多いのに年収は300万円ぐらい。ドライバーの友人は同じくらい残業し倍近くもらっていた。「それなら」と目先のお金のため、大型免許を取り、年収は20〜21歳で600万円と倍になった。
一時期は佐川急便でも働いていました。朝6時に出勤して夜12時すぎまで運ぶ。駐車場で寝泊まりする人もいた。ヤマト運輸とは客先で勝手に伝票を貼り替えて荷物の奪い合いをしていた(苦笑)。
今の会社は入った頃に残業が月70〜80時間で年収は800万円ぐらい。先輩たちは毎月100万円以上稼いで、よく飲み食いに連れていってもらいました。ギャンブルに使う人や温泉街で芸者遊びする人のほか、遊ばない人は家を3軒持っていたりした。
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