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「新卒がほしい」 タクシー会社はここまでやる 親付きの会社説明会、20代だけの営業所・・・

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隔日勤務だと日をまたいだ拘束は21時間。今時の若手はどう考えるのか。

国際自動車の会社説明会の様子
国際自動車は会社説明会で親にも理解してもらう(写真:記者撮影)

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「2024年問題」が懸念される4月まで約1カ月。トラック、タクシー、バスはいずれも人手不足が深刻だ。
『週刊東洋経済』3月2日号の第1特集は「ドライバーが消える日」。全国で滞る物流や人流の最新事情をリポートし、その処方箋を探る。
『週刊東洋経済 2024年3/2号(ドライバーが消える日)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

中高年男性がやる仕事──。そんな「タクシードライバー」の印象が、若者の間で変わりつつあるかもしれない。

新卒でタクシードライバーになる若者が増えている。都内の主要タクシー6社(日本交通、国際自動車、大和自動車交通、帝都自動車交通、東都自動車交通、日の丸交通)合計の新卒採用者数は、2023年度に452人と、この10年で8倍超に急増した。

10年ほど前から、都内のタクシー会社は新卒採用に乗り出し、人材確保に奔走してきた。管理部門などでの新卒採用はそれまでも細々と行っていたが、ドライバーとして採用する動きはなかった。

経営資源を新卒採用にしっかり投入

業界が若者の人材獲得に奔走する理由の1つに、慢性的なドライバー不足がある。

東京タクシーセンターによると、東京(23区・武蔵野市・三鷹市)の法人タクシーのドライバー数は、10年度末から22年度末まで連続して前年比減少。平均年齢は58歳前後で推移し、他産業に比べても高齢だ。「若い世代の参入で、先細りする業界を長く支えてほしい」との思いが切実になっている。

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