なぜ地方でも都市でも、路線バスが次々と消滅しているのか。

長野市内で日曜日運休に踏み切った長電バス(写真:記者撮影)
「2024年問題」が懸念される4月1日まで1カ月を切った。トラック、タクシー、バスはいずれも人手不足が深刻だ。
『週刊東洋経済』3月2日号の第1特集は「物も人も動かない ドライバーが消える日」。全国で滞る物流や人流の最新事情をリポートし、その処方箋を探る。
※2024年3月5日(火)10:00までは無料で全文をご覧いただけます
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週刊東洋経済 2024年3/2号の特集は「物も人も動かない ドライバーが消える日」。書影をクリックすると、Amazonのサイトにジャンプします。バックナンバーの常備店はこちら、定期購読の申し込みはこちら
「日曜日のバスがなくなったから、これからあまり出かけなくなるでしょうね。免許は返納しちゃったから」──。
長野県長野市の中心部までバスで約30分の郊外。1月のある平日、バスを待つ81歳の女性はこう語った。停留所には「日曜運休のお知らせ」と書かれたチラシが寒空の下、寒風に揺れていた。
長野市内の路線バス2社のうちの1つ、長電(ながでん)バス(長野市)は、2024年1月下旬から市内路線の日曜日運休に踏み切った。人口約36万人の都市で路線バスが毎週丸1日運休するのは前代未聞といえる。理由はドライバー不足解消のメドが立たないためだ。
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