「災害医療チーム」を通して見えた能登地震の課題 DMAT派遣数は東日本大震災の3倍の1000隊超え

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病院救急車と今回、DMAT隊として被災地で支援活動をした伊藤救命士(写真:筆者撮影)
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能登半島地震の被災地には、全国から災害現場などで救命措置をする災害派遣医療チームDMAT(Disaster Medical Assistance Team)が相次いで入った。その数は延べ1000隊を超え、東日本大震災の約380隊を上回ったという。

阪神大震災の教訓から誕生

DMATは阪神大震災の教訓から2005年に発足。医師1人、看護師2人、業務調整員(医療事務や救急救命士など)1~2人で編成され、原則3日間、被災地にいる救急患者の治療をサポートしたり、避難所にいる被災者の感染症に対する処置を行ったりしている。

2020年のコロナ禍、神奈川の横浜大黒ふ頭に停泊していたクルーズ船・ダイヤモンド・プリンセス号での活動で知ったという人も多いのではないだろうか。

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