そういったケースも、目指すべき姿が具体的かつ、1つに絞り込みすぎていたために、自分自身が目指すべきゴールの妥当性の検証や、ほかの選択肢を視野に入れる、という判断ができなくなってしまった例だと思います。
つまり長期的なゴールの場合、何か1つの選択肢「のみ」を目指してしまうと、その選択肢がなくなったり、後で自分に向いていないとわかった場合に、取り返しがつかず、方向転換が困難なので、もう少し漠然としていたほうがよい、ということです。
長期的なゴールから逆算して考える
それこそOKさんのように「自分らしく生きる」でよいのです。そしてそこから逆算で、「自分らしさ」とは何か→それを実現するためには、どんな生き方をするべきか→その中で仕事をどう位置づけるか→どんな仕事をするべきか→その実現に向けて今何をするべきか、といった、具体的でより小さい目標や行動計画に落とし込むことが大切なのです。
長期的なゴール→中期的な目標→短期的な目標→今年や来年の行動計画、という落とし込みです。
そしてそういった小さなゴールや、具体的な行動目標が「来年やるべきこと」といった単年度目標になるのです。
そうすれば仮に、そのとき目指していた中期的なゴールに対する前提が崩れたとしても、長期的なゴールに照らし合わせた、短期的な行動に対する軌道修正が可能です。
反対に単年度目標が漠然としすぎていると、そもそも何をしていいのかがわからないという話になりますし、達成に対する可否すらも見えにくくなってしまいます。
単年度の目標は明日にでも具体的行動に移せるような、つまり今自分が何をするべきか、が端的に見えるような目標であったほうがよいでしょう。
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