しかしこの理論は逆を言えば、「褒めること」や「感謝すること」などポジティブなメッセージを伝える際に利用すると、メンバーのモチベーションを高めることができます。
自身の役職や年次が上がることによって変わる影響力を理解した上で伝えることで、メンバーのモチベーションを低くすることも高くすることもできるのです。
前述にもある通り、「相手目線」を持つことはかなり難しいです。
ですので、まずは今自分がどの立ち位置にいるのかを理解するようにしましょう。
フィードバックは10分までにする
部下へフィードバックするのは10分と時間を決めて行いましょう。
私が人事コンサルとして様々な組織を見てきた中で感じるのは10分を超えてフィードバックをし続けると、その中に感情(特に怒り)がどうしても入ってきてしまうなと感じています。
フィードバックをしている本人はそんなつもりがなく、相手のためを思っての「指摘」がどんどん「怒り」のメッセージへと変わっていってしまうのです。
当たり前のことですが、上司も人間です。
怒りを覚えたり、感情的になること自体は悪いことではありません。
ただ、それを部下に直接的にぶつけてしまうことが問題です。
あくまで「指摘」と「感情」は分けてフィードバックを行えると良いでしょう。
私の経験則で言うと、この「指摘」と「感情」のすみ分けは、普段どれだけロジカルな人でも起きてしまっている現象ですので、あえて時間で区切って行っていくのが良いでしょう。
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