では、陰湿なフィードバックにはどのようなものがあるのでしょうか?
絶対NG!「陰湿」フィードバック3選
前段にあるような背景から「直接的なフィードバック」や「明確なダメ出し」を避けるようにした結果、「本当は言いたいし、言わないといけないけど、言えないので察してほしい」という気持ちでフィードバックをしてしまう方が増えています。
これは逆効果で、受け取る側からしたら「結局何が悪かったのかはわからないが、相手が不機嫌なことは伝わった」となってしまい、最悪の場合「陰湿である」と受け取られてしまいます。
まずは「陰湿に聞こえているかもしれない」NGフィードバック3選を紹介します。
そして、それをどのように改善していくと良いのかを最後にお伝えします。
「もうちょっと頑張れると思ったのに……」とボソッと言う
遠回しにネチネチと言っている印象になってしまい、どんな指摘をしたいのか本体の意図が伝わりません。
またボソッと言うことで変に本音感が出てしまうので、受け手としてはかなり陰湿感強めに見えています。
部下の落ち度や甘さは指摘しなければいけません。
が、1の甘えに対して、100の指摘をしてしまうと異常にモチベーションが下がってしまうので、指摘はモチベーションの上げ下げを見越してできると良いでしょう。
「何でおれが怒ってるかわかる?」
これを言っているあなたが新卒社員だったときを思い出してほしいのですが、そもそも部下はあなたより仕事の経験が浅く、ゆえに仕事への解像度も低くなっています。
その中でミスしたこと自体がわかっていないことも多々あることをまず認識するのが大切です。
またこのフィードバックは相手に考えさせているようで、考えさせる対象が「個人の感情」となってしまっています。
これでは受け手はその後の指摘も正しく受け取れず、結果的に「陰湿」な印象だけが残ってしまいます。
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